こんにちは、KISEです。少々興奮しています。これまで「どうせないでしょ」と思っていたカザフスタンのパッケージツアーを見つけてしまいました。現地オプショナルツアーすら一件(参考:H.I.Sの唯一の日本語オプショナルツアー、内容とコスパを検証してみました)しかないのに日本発着パッケージツアーなんてあるわけないと信じ込んでいましたが、あるものですね。迂闊(?)でした。さっそくご紹介させていただきます。
- そもそもパッケージツアーとは?
- 中央アジア旅のトラベル・プラザ
- カザフスタンを含むパッケージツアー一覧
- 予約方法
- 料金は個別見積もり
- ほかのツアーを参考に料金推測してみました
- まとめ
そもそもパッケージツアーとは?
まずはパッケージツアー(またはパックツアー)について簡単にご説明したいと思います。パッケージツアーとは、飛行機・ホテル・現地での観光先・食事などがすべてパックになっているツアーで、旅行代理店が販売している旅行商品の多くも、このパッケージツアーです。
一つずつ手配するより割安でお手軽、添乗員同行なら安心度も高いですが、全行程が細かく決まっており、自由に動ける時間が少ない、ホテルを選べない等のデメリットもあります。
最近では、航空券とホテル、空港送迎のみの「フリーパッケージツアー」も見かけますが、ハワイやソウルといったメジャー観光地に限られる印象です。
それではさっそく、カザフスタン(を含む)パッケージツアーを展開している2社を見てみましょう。
中央アジア旅のトラベル・プラザ
一つ目のツアー会社は株式会社トラベルプラザ。そして、同社と業務提携しているミライトラベルサービス社(ウズベキスタン・タシケント)が日本人観光客向けに企画しているのが中央アジアツアー「Flatto(ふらっと)」。コンセプトは「さぁ、ふらっと、こだわる旅へ」
代表取締役CEOはウズベキスタンはタシケント在住のマリカさん。
中央アジア諸国5カ国(ウズベキスタン、カザフスタン、トルクメニスタン、キルギス、タジキスタン)の現地(ランド・オペレーション)ホテル、チャーターバス、専用車、日本語又は英語ガイド、VISA取得代行、テクニカルツアー他手配を承ります。
MIRAY Travel Serviceより引用
とのことです。トラベルプラザ(もといミライトラベルサービス社)が展開する、カザフスタンのパッケーツアーは次のとおり。
カザフスタンを含むパッケージツアー一覧
キルギスやウズベキスタン、新疆ウイグル自治区を訪問する周遊ツアーも含めて5件がみつかりました。このなかでアルマトイ(アルマティ)に特化しているのは、2つ目と3つ目でしょうか。クリックすると詳細な行程表(PDF)を見ることができます。しかし少々情報が古い。曰く2014年11月時点ということで査証条件や就航便数は変更されていることにご注意ください。
カザフスタン(アルマトイ・)・キルギス(ビシュケク・イシククル湖北岸チョルパンアタ・トクマク)・ウズベキスタン(タシケント・ヒヴァ・ブハラ・シャフリサーブス・サマルカンド)・トルクメニスタン(旧ウルゲンチ・アシハバード・メルブ遺跡・アナウ)・タジキスタン(ドゥシャンベ)を巡るツアープランです。
カザフスタンの首都アスタナや古のシルクロードのオアシス都市、アルマティを訪ねます。
アスタナは、政治の中心の首都として新たに建設をされた新しい町、そしてアルマティは古のシルクロードの交易都市です。「リンゴの里」と呼ばれる緑豊かな街です。2017年ユニバーシアードの開催都市です。
アルマティ付近にあるシンブラクスキーリゾートで滞在期間中スキーを思う存分お楽しみいただくプランです。空港からホテルまでの送迎、一日リフトパスをお付けすることもできます。
カザフスタンの古都アルマティとその周辺の世界 遺産や、陸路国境を超えてキルギスの首都ビシケク(旧フルンゼ)や中央アジアの真珠イシククル湖までを訪ねます。7000m級の天山山脈やその支脈、アラ・トー山脈の雪渓と街の緑のコントラストが大変薄くしい風景を見せてくれます。両国ともに人々は素朴で大変にフレンドリーで旅行をし易い国です。日本語ガイドと専用車でオリジナルなアレンジメントを致します。
予約方法
トラベルプラザからのFlattoツアー予約から旅行までの流れは、基本的には以下のとおりです。
- メールで問い合わせ、または見積もり依頼
- 見積もり回答
- 予約
- 予約金(または全額)を振込で支払い
- 旅行
- 旅行代金から予約金を引いた額を振込にて支払い
「こだわる旅」というキャッチフレーズどおり、旅行者の好みに応じたきめ細かい手配をしてくれるのがトラベルプラザのウリです。ただし、手配内容が細かくなればなるほど回答に時間がかかる旨が記載されています。(ビザ取得にかなりの日数を要する~という記載は、旅行者が日本旅券保持者で訪問先がカザフスタンのみであれば気にしなくて大丈夫です)
なお、支払いに関しては、クレジットカードや元気による直接支払いは受け付けていないとのこと。
料金は個別見積もり
さて気になるのは料金です。しかしながら、こだわる旅だけあってツアー料金は個別に問い合わせに応じるシステム。つまりウェブサイトでは確認できません。
ツアー内容によって幅があるためだと思いますが、冷やかしの問い合わせをする勇気はない。でも料金は知りたい。
ということでもう少々調べてみたところ、 風の旅行社というカザフスタンを含む中央アジア周遊ツアーを販売している旅行代理店が、過去の催行ツアー料金を公開していることがわかりました。
ほかのツアーを参考に料金推測してみました
風の旅行社のパッケージ商品から、カザフスタン、アルマトイを訪れるツアーは二つ。こちらも明確な料金表示はないものの、過去の催行実績を見てみると、成田発着をみてみると、新疆・キルギス・カザフスタン三カ国周遊10日間は40~45万円、青の都へと続くカザフスタン草原の道9日間は60万円前後となっています。
……なかなかブルジョワ価格です。
ちなみに、2018年6月のKISEのアルマトイ7泊9日はExpedia+Airbnb+現地オプショナルツアー参加料金に食事やお土産代を足しても20万円には届かないです。
ホテルステイの場合でもExpediaで航空券とホテルのセット割引を使えば、多少は安くなるはずです。
もちろん、ツアーのほうは各国周遊の航空券・寝台列車代、ホテルステイ、現地係員つき食事つきですから単純に比較はできません。至れり尽くせりのツアーには、これだけ料金がかかるということだと思います。
まとめ
以上、ウズベキスタンやキルギスなどの隣国周遊も含むカザフスタンのパッケージツアーの種類とその料金についてまとめました。パッケージツアーをみつけたと歓喜したものの、なかなか一筋縄ではいきませんでしたね。
少なくともわかったのは、手間暇かければ安く、代理店に丸投げすれば高いということ。
一般的にパッケージツアーというのは、航空券やホテルをひとつずつ手配するより安いはずなのですが、カザフスタン、中央アジアはそういうわけにはいかないようです。
私だったら、パッケージツアーにするお金があったらそのぶんロシア語教材を購入したりレッスンに通うかな……。だいたいこれを読んでいる皆さん同じ意見だと思いますが、少しでもご参考になれば幸いです。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
⇒ Expediaでアルマトイのホテルを探す
⇒ Expediaでアルマトイまでの航空券を探す
⇒ アルマトイ旅、こんなことができます!7泊9日実体験レポート
ピンバック: 湖面から木が生える、神秘的なカインディ湖 – Let it be ALMATY