カザフスタンの歴史と今を学ぶ 国立中央博物館

概要

歴史好きには絶対に外せないのが博物館。アルマトイにももちろんあります。しかも中央アジア最大規模。1931年開館、1985年の改修を経て、青銅器時代の発掘品、遊牧文化、第二次世界大戦、電気通信テクノロジーの発展、そしてアスタナへの首都の移転といった、カザフ民族、カザフスタン共和国の歩みを展示しており見どころたっぷり。

ユルタ(遊牧民のテント)の屋根部分を模した特徴的な建築も目をひきます。

見どころ

黄金の甲冑をまとうゴールデンマン

エントランスホールに展示されたゴールデンマン(1969年に金色の遺骨が発見されたサハ時代の戦士)のレプリカは必見。また騎馬遊牧民の暮らしを再現したコーナーには美しい刺繍やアクセサリー、勇ましい武具がならび、草原での遊牧生活に思いを馳せることができます。その後、ロシア帝政時代、ソ連統治時代を経てカザフスタン共和国が独立し今日に至るまでの過程も歴史好きにはたまりません。じっくり見て回るのがオススメの博物館です(特別展示ホールは別途チケットを購入する必要があります)。

ちなみに、第二ホール展示品のいくつかは、izi.Travelで予習できます(英・露・カザ)。

ホール案内

壁にかけられたカザフスタンの地図と歴史的発見のあった場所

第一ホール:カザフスタン全土300の遺跡から出土した考古学コレクション。古代の葬儀や儀式の建物、中世建築の構造のモデル、実際の出土品を用いたジオラマが並ぶ。

第二ホール:伝統的なカザフの文化、生活、日用品の展示。18~19世紀の武具、宝飾品、衣類、フェルト製品、カザフ刺繍など。もちろんユルタ(遊牧民のテント)もある。

第三ホール:カザフスタン全土に暮らす様々な民族の歴史と文化を展示。ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、ドイツ、チェチェン、イングーシュ、トルコ、クルド、ウイグル、朝鮮といった諸民族の貴重な史料や工芸品が並ぶ。また同じホールに「第二次世界大戦中のカザフスタン」コーナーがある。

第4ホール:「現代カザフスタン」の間。1991年の建国以来の共和国の歴史を展示。徽章、国歌、国旗、紙幣、切手など。

第5ホール:「カザフスタンの至宝」をテーマにしたエキシビジョン。各地域の初期遊牧民族の遺跡、遺構からの出土品。

第6ホール:中央アジア唯一の「人類学博物館」。古代~先史時代の人類の生活様式と文明の始まり。人類の起源、大陸横断の最初の移住、カザフスタン国家の民族、遺伝学からみる歴史など。

第7ホール:画家、民族誌家、歴史家、考古学者らによる、カザフスタンの伝統文化や風景画の展示。

開館時間 9:30~5:30、火曜日定休
мк-он Самал-1 44, Almaty 050000, Kazakhstan
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  1. ピンバック: 夜カフェの街アルマトイのカフェバー巡り #LEO’S CAFE – Let it be ALMATY

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