概要
一般にはシンプルに「パンフィロフ公園」と呼ばれている緑豊かな公園。18ヘクタールの敷地はオーク、エルム、アスペン、カエデ、ポプラ、マツ、モミが植えられ、森の中にいる気分。名前の由来は、第二次世界大戦中、ナチスドイツの侵攻からモスクワを死守したアルマトイとビシュケク(キルギス)出身の青年兵から。
見どころ
公園内に建つゼンコフ教会は定番観光スポットの一つ。
教会を後にし、各国首脳が植樹したという天山青松のアーチを抜けると、トップ写真のとおり、迫りくるナチスドイツから体を張ってモスクワを防衛するパンフィロフ部隊の戦士たちが現れます。1941年11月16日、ナチスの戦車隊による侵攻を4時間にわたって食い止め、戦車50台中18台を破壊する功績を上げた第316歩兵部隊の若い戦士たちを称える銅像です。
銅像の正面には、悠久の炎が燃える石碑があり、今でも花束を供える市民が後を絶ちません。
なお、後年の研究により、この英雄的なエピソードはフィクションないし誇張だったことが明らかになっています。また「モスクワを後ろに守っている」のではなく「モスクワ(政府)に背を向けている」構図にもとれ、議論の的になったこともあるのですが、カザフの人々がソ連のために戦ったことは事実なので、無粋なことは言わないのが大人の対応かなと思います。
公園内の真っ赤なバラは、戦争で流れた血を忘れないためだと聞きました。
最寄り駅 地下鉄ジベック・ジョリ
Gogol St, Almaty, Kazakhstan
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