カザフスタンの現地オプショナルツアーなんていくら探してもない!と思っていたのは遠い過去の話。INDY GUIDEがあれば、カザフスタンの風物詩「鷹狩り」だって体験できちゃいます!(参考:現地オプショナルツアー探しにはINDY GUIDEが強い味方)
今回は、現地ガイド、アスカットの鷹匠訪問&ステップでBBQツアーに参加したときの様子をレポートさせていただきます。
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アルマトイ滞在中の某日夕方、アスカットとサビールくんが滞在中のアパート前まで迎えに来てくれました。この日は午前中は雨の予報。鷹のコンディションは気候に左右されやすいとのことで、夕方からツアーを行うことになったのです。
鷹匠は陽気な元DJ
鷹狩りポイントまでは市街から車でおよそ45分~1時間。途中、立ち寄ってくれた民俗資料館でトイレを済ませ、車はどんどん郊外へ。アルマトイの市街地や幹線道路はかなり整備が行き届いているのですが、次第に道の舗装は途切れ、砂利になり、最終的にはただの草原になってしまいました。ボンネットまである草をかき分け進んだ先にようやく鷹匠ルスランさんの4WDが。
車を降りると、見渡す限りの草原。地平線が見えます。ところどころに赤いケシの花が揺れているのがまた健気で、この景色に出会えただけでも来てよかったと思える大絶景。目に入る人工物といえば、車、小雨の予報を心配してルスラン鷹匠が立てておいてくれたテント、そして宿り木と石組みの焚き火スペースだけ。
宿り木には二羽の猛禽がとまっていました。目つきは鋭いけれどおとなしい二羽の名はスンカルシュン・テギンとサムガイ。それぞれ、「ファルコン・プリンセス」と「空を飛ぶ者」という意味らしい。スンカルシュン・テギンは実は気性が荒くて、すぐに狩りモードになってしまうので革の目隠しをされているそうです。
さっそく鷹狩りデモンストレーション。ルスラン鷹匠がトランクから取り出したのは、街でしょちゅう見かけるドバト。6月は狩りシーズンではないため、今日は練習用のドバトを狩る。
スンカルシュン・テギンの目隠しが外され、ルスラン鷹匠が片手で空に鳩を放ち、数秒してから今度はテギンを放ちます。
光を取り戻したテギンはとてつもない加速であっという間にドバトに追いつき、団子になって落下していく。ダッシュで落下現場にかけよると、テギンちゃんはすでに食事を始めていました。さっきまで確かに生きていたはずのドバトは、もうどうみても肉。もう一回やるね、とルスラン鷹匠。アンテナが登場。現代の鷹匠には必須アイテムらしいです。
そして私がルスランに鷹狩りレクチャーを受けている間に、アスカットとサビールくんは火を熾しBBQ準備を進めてくれていました。メニューは馬肉ソーセージにパン、鶏モモ、チャイ、それにドライフルーツ、チョコレート。テントに腰を落ち着け、わいわいおしゃべりをしながら食べるのが子供の頃の家族キャンプのようで楽しい。日本の話や、ルスランが昔DJだった話とか、アスカットの奥様の話とかで盛り上がりました。
さて、食事を終えてそろそろ帰る時間。ルスラン曰く、冬に来たらドバトじゃなくて脂ののった鴨を狩ってごちそうする!とのこと。たぶんジョークですが、本気だったら草原で新鮮なジビエ料理がいただけることになりますね。すごすぎる。
アスカットとサビールくんに街まで送ってもらいツアーは終了。アスカットは「またいつでも来て」、サビール君も「ドライバーが必要だったら呼んでね」と連絡先をくれました。営業とわかっていても何かあったとき連絡できる地元の知人ができるというのは心強いものです。
以上、鷹匠訪問ツアーの体験レポートでした。最後に、ステップにトイレはないので特に女性は必ず事前に済ませておきましょう。ルスランはそのまま野営すると言っていたので、男性はどうにかなるのかもしれません。
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