一泊二日でアルマトイ郊外の絶景を巡る旅へ!オプショナルツアー体験レポート<カインディ湖>

ツアーの二日目です。一日目のレポートは前の記事一泊二日でアルマトイ郊外の絶景を巡る旅へ!オプショナルツアー体験レポート<チャリン渓谷>をご覧くださいね。
宿泊は温泉施設ということで、もちろん朝から天然温泉プール満喫しました。朝食はサラダとポリッジ。今日は午前中カインディ湖へ行き、その後アルマトイ市内へ戻るスケジュールです。宿泊したカラダラ温泉はもう新疆ウイグル自治区との国境線のすぐそばなので、出発してしばらくはスマホの時刻表示が中国になったりカザフスタンになったり不安定という貴重な経験をしつつ、昨日と同様、大自然の中をとばしていきます(チンギスくんが)。

一方で、前日は草原と岩場ばかりだった風景は、今日は山合いに川の流れる、日本昔話のような懐かしいものに変わりました。

山の様子は少々ちがいますが、福井の実家周辺とちょっと似ています


湖水観光の拠点サティ村までは車で約2時間。休憩場所として便利な位置にある村は湖水観光の盛り上がりで潤っているとのこと。たしかにゲストハイス「ジャンドゥズ」は、素朴な村にあってもばっちりwifi完備。トイレ休憩を済ませ、カインディ湖へ向かいます。村からさらに山を目指して40分。ここまで来ると道のりは完全オフロードです。舗装がないのはもちろん、草をかき分けたり小川を渡ったり。危険を感じることはないですが、車酔いしやすい人は酔い止め必須です。

川でもあり道でもある。渡ります

とかいう割に実は助手席でウトウトしており、カインディはカザフ語で樺の木という意味なんだよ、という説明を聞いてなかったみたいで、帰り道にチンギスくんが教えてくれました。
そんな樺の林を抜け、ようやくカインディ湖管理所に到着。

車を出ると傘がいらないくらいの小雨が降っていました。半袖では寒かろうと車に積んであった上着を貸してくれるチンギスくん。市街が暑いので服装間違ってしまう人、多いんでしょうね、服装間違っちゃう人。
山道が少しぬかるんでいますが、今日もまたトレッキングです。先ほども書いたように本当に地元の雑木林を歩いているかのような懐かしい感覚。ここは本当にカザフスタンか?と不思議な気分になります。途中またしても小川を渡り、少し開けた場所の向こうに湖畔がチラリ。まだ湖面に生えた木は見えません。


岸辺に出ると・・・・・・

見えました! 全景!

透き通る青緑色の水と、取り残された木々

本当に湖から木が生えています!地震で沢が堰き止められ、木々が取り残されたまま湖になってしまったというカインディ湖。とてつもなくファンタジックな光景なのですが曇天のせいでファンタジーはファンタジーでもどちらかといえば不気味寄りです。刑場みたいでちょっと怖い。お天気がよければまた印象が違うのかもしれません。

そんな奇妙な湖畔を眺めつつ、しばしチャプチャプ。水は透き通り冷たいです。チンギスくんが、酔って遊泳したというロシアのお客さんの動画を見せてくれました。寒いしシャワーもないのでおすすめはしないけど、とのこと。もちろん泳ぎませんでした。

その代わりに満足いくまで写真を撮り、森林の空気を胸いっぱい深呼吸。東屋では今日もチンギスくんが保温ボトルでお茶を淹れていてくれました。しばしの休憩後、次は湖を上から見下ろせるポイントへ。山道の雰囲気は相変わらず地元の裏山そっくりなのに、あんな神秘的な湖が隠れていることを知ったらもう行きと同じ目では見れません。

いっぱい歩いた後のプロフは最高です!

車に戻り、再びジャンドゥズへ。ほかの利用者と一緒にランチはプロフ!アルマトイのプロフはほんのりお醤油味が効いていて(これも中国が近いせい?)パクパクいけてしまいます。
英国からの観光客グループ曰く「さっきチャリン渓谷に日本人のバスグループがいたよ!」とのこと。昨日は日本人はおろか人すらいなかったのに? 真偽は不明ですが、お腹いっぱいになったらアルマトイ市街に向けて出発。

ジャンドゥズの看板犬

帰路は、もうウトウトどころじゃなく寝ていました・・・・・・。チンギスくんのドラテクに心から大感謝。アパートメントの前まで送ってもらいツアー終了。カザフスタンの雄大な自然に圧倒されっぱなしの二日間でした。

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