日本国内では両替できないカザフスタンテンゲを手に入れる方法

こんにちはKİSEです。今回は、カザフスタンのお金事情について。
アルマトイではほとんどのカフェやショッピングモールでクレジットカードが使えますが、それでもまったくのキャッシュレスとはいきません。しかも、カザフスタンの現地通貨であるカザフスタンテンゲ(以下テンゲ)は日本の外貨両替ショップや銀行では両替できないのです。

そこで今回は、スムーズかつ無駄なくテンゲを入手する方法について書いてみました。


目次

  • カザフスタン・テンゲ基本情報
  • メジャー通貨を挟んで二段階で両替する
    • 日本国内で日本円から米ドルまたはユーロへ両替
    • 現地で米ドルまたはユーロからテンゲへ両替
  • まとめ

カザフスタン・テンゲ基本情報

まずは、カザフスタン・テンゲの基本情報から。
記号は₸。カタカナの「テ」をモチーフにした郵便局マーク〒とちょっと似ているのでとても覚えやすいです。余談ですが、かつて郵便局を逓信局(ていしんきょく)と呼んだので「テ」から派生して「〒」です。

そして、テンゲには、2018年12月現在、以下のような紙幣と貨幣があります。

  • 紙幣 500、1,000、2,000、5,000、10,000
  • 貨幣:1、5、10、20、50、100

10,000、5,000、1,000と区切り方が日本円と同じなので、馴染みの薄い通貨ながら、レジでもたつくことがなくちょっと嬉しい。

レートは、だいたい100テンゲが30円ほど。3000テンゲなら1000円程度。3で割ると覚えましょう(2019年1月現在)。写真右手前のサバは100gが250テンゲ。つまり100gが84円。内陸国のわりには安いですね。サーモンはちょっと高め。

PHOTO BY KİSE
スーパーマーケットの魚コーナー

メジャー通貨を挟んで二段階で両替する

さて、日本円からテンゲに両替するにはどうしたらよいか?

解決方法はとてもシンプルです。ドルやユーロ、あるいは中国元でもいいかもしれませんが、とにかくメジャーな基軸通貨を挟んで二段階で両替する。
日本円から直接テンゲには替えられないけど米ドルなら大丈夫というわけです。

日本国内で日本円から米ドルまたはユーロへ両替

日本円から米ドルやユーロへの両替方法については、この記事を読んで下さっている旅好きの皆さんにとっては、今さら書くほどのことでもないかもしれません。

繁華街の外貨両替所(トラベレックス大国屋)や市内・空港内の銀行や、宅配両替サービス(外貨両替マネーバンク)、無料外貨口座を開設して各空港窓口で受け取れるサービス(マネーパートナーズ)などいろいろです。とにかく何かしらの方法で基軸通貨を入手しましょう。

現地で米ドルまたはユーロからテンゲへ両替

次に、入手した米ドルないしユーロを現地でテンゲに両替します。こちらはさらに簡単で、空港にも現地銀行の両替カウンターがありますし、街中にも至るところで「Exchange」の看板を見つけることができます。
両替方法も簡単で、窓口で外貨紙幣を渡せば、その日のレートのテンゲとレシートが返ってくるというもの。
なお、私はこれまでイカサマされた経験はありませんが、念のため、渡されたテンゲがレシートに記載された金額と合っているかその場で確認しましょう。
世界各地の例に漏れず、アルマトイでも空港よりは市内繁華街の両替所のほうがレートがよいようです。

まとめ

以上、カザフスタン・テンゲの入手方法についてまとめました。
この方法の欠点としては、手数料が2回かかることが挙げられます。まぁこれ以外の方法がないのでどうしようもないのですが……。とはいえ、現地でレートの良い両替所を探して回るのは、せっかくの滞在時間の無駄なので、第一段階の日本円⇒基軸通貨に替えるところで少しでもレートのよい方法で替えておくのがポイントかもしれません。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。


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