こんにちは、KISEです。今日ご紹介するのは、持ち物不要でふらっと入れる街中のスパ「 Arasan Wellness & SPA 」。スパ好きの人はもちろん、移動疲れでどんびり体を伸ばしたいという人にもおすすめのスポットです。
概要
オープンは1982年。水浴・温泉レジャー人気の高まりから、大規模なスパ複合施設として作られました。改修・整備を繰り返しつつも場所は変わらず旧市街の繁華街。地下鉄ジベックジョリ駅から徒歩圏内です。
施設は、ロシア式バーニャ（サウナ）、フィンランド式サウナ、モロッコ式ハマム、トルコ式ハマムの4種類。好きなサウナで汗を流したら、プールに浮かんで体を休ませるスタイルで、市民の日常使いスパながら飛び込み利用も大歓迎の、観光客にもありがたい仕様。
スパ施設のみの利用に加え、マッサージやネイルなどのオプションメニューもあります。
男女別、水着不要
ここからは、実際に使った体験談です。基本的に利用方法は日本のフィットネスプールと同じ。
まず、受付で入浴料を支払います。平日1時間の料金は1200テンゲ（400円ほど。平日と土日で料金が変わります）。飛び込み利用なのでタオルとスリッパもレンタルします。脱水症状にならないようペットボトルの水も売店で買っておきましょう。これらは持参もOKです。
受付のお姉さんは英語を通じなかったのでロシア語でがんばろうとしたら、奥から支配人らしきお兄さんが出てきて丁寧に英語で料金を説明してくれ、支払い後は女性浴場の手前まで案内してくれました。
浴場は完全に男女別。脱衣ロッカーに衣類と貴重品を入れ、タオル一枚になります。水着は着たければ着てもいいそうですが、みんなタオル一枚でした。
シャワーで軽く汗を流しさっそくサウナへ。4種類のサウナを少しずつ体験しながら、結局、温度が比較的低めのフィンランド式のスチームサウナに落ち着く私。森の香りのスチームで、紫外線にやられた肌が潤います。気持ちよすぎて寝そうになりました（寝ているマダムもいました）。
熱くなってきたら、再び温水プールで汗を流してプールへ。このプールは泳ぐためではなく体を落ち着けるためのものです。なのでちゃぷちゃぷ浮かぶだけ。脱水症状にならないように水分もしっかりとってくださいね。
落ち着いたら再びサウナでだらだら、プールでちゃぶちゃぶの繰り返し。ちなみに本来のバーニャはプールではなく雪原や湖に飛び込むようです。
旅の前半の出来事に思いを巡らせつつサウナでほかほかしていると、地元の奥様に話しかけられたので、今度こそカタコトのロシア語とカザフ語でおしゃべり。カザフスタンで裸の付き合いというのもよいものです。
さて、そういえば複数あるシャワーブースのなかに、シャワーホースではなく木製の桶がセットされているブースがありました。頭上に桶。ヒモを引くと桶がひっくりかえって水（湯？）がバッシャー！と降ってきます。滝行？ 私は無難にシャワーで汗を流しましたが、やったことがある人がいればご感想を教えていただきたいです。
シャワーブースにはソープディスペンサーがあり、入浴を済ませてしまうことも可能。1時間で足りなさそうなら延長もできます。
帰りは、リストバンド式のロッカーキーを出口でタッチ。延長やサービス追加した場合はその場で追加料金を支払います。
館内の売店では、写真のとおりArasanオリジナルのヴェニクやバーニャ用フェルト帽も売られていました。お風呂好きな方へのお土産にどうでしょう？
なお、ヴェニクとはロシアのバーニャに欠かせない背中をバシバシたたく白樺の葉っぱ。たたくことで血行が促進されるようです。フェルト帽子は熱い蒸し風呂で頭部を守る役割を果たします。（詳しくは動画をご覧ください）
歴史ある大衆スパながら、よく整備されて清潔なArasanスパ。飛行機移動や街ブラで疲れてしまったらぜひ足を運んでみてください。
そしてこれはオマケ情報。ここアラサンも映画『The Needle』の撮影に使用されています。
住所： Тулебаева, д.78 (уг.ул., Айтеке Би)
営業時間：8時～24時
基本料金：1500～2000テンゲ／1時間（曜日と時間帯により異なる）
全メニューの料金詳細は公式サイト（英語）で確認ができます。
公式サイト：https://arasan-spa.kz/en/
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