カザフ旅行のマイル事情 エアアスタナ、日系マイレージ、ビジネスラウンジ情報まとめ

こんにちは、KISEです。先日のトルコ出張のマイルが加算されていてちょっと嬉しい朝です。マイルといえば、このサイトではまだエア・アスタナについて書いていませんでした。

そこで今回は、カザフスタンのフラッグシップ・キャリアであるエア・アスタナ航空に絡めて、マイル事情や関連サービスについて調べてみました。


目次
  • エア・アスタナ概要
  • マイレージプログラムは「ノマド・クラブ」
    • ノマド・クラブの会員レベル
  • 日系マイルはANAが有利、JALは不利
  • ラウンジ利用について
  • まとめ


エア・アスタナ概要

エア・アスタナのロゴマーク

エア・アスタナは2001年設立の比較的新しいキャリアです。国営カザフスタン航空の後継として、2004年に国営カザフスタン航空が仕分けられた際にカザフスタン航空から全路線を引き継ぎ、株式の半分をカザフスタン政府が保有しています。国際線は、中東、ヨーロッパ、旧ソ圏、そして東アジアではソウルまでは就航しているものの、日本は未周航。
これまで何度か日本への就航計画が立ち上がったものの、2019年現在就航は実現しておらず、早期の就航が望まれます。
また、スターアライアンスやワンワールドといった航空連合には加盟しておらず、「Nomad Club(ノマド・クラブ)」という会員特典システムを運営しています。

マイレージプログラムは「ノマド・クラブ」

エア・アスタナのマイル会員システムは「Nomad Club(ノマド・クラブ)」。遊牧民を意味するノマドという言葉と飛行機であちこち旅するイメージがぴったりで素敵なネーミングですよね。

ANAマイレージクラブやJALマイレージバンクと同様、フライトや提携ホテルへの宿泊でマイルが貯まり、座席クラスをアップグレードできたり、ラウンジが利用できるようになります。

ノマド・クラブの会員レベルは、ブルー、シルバー、ゴールド、ダイアモンドの4段階。会員番号入りのカードの時代を経て最近はAir Astanaのアプリが登場しカザフスタン以外の国に住んでいる人にも使いやすくなっています。

そしてこちらがノマド・クラブ会員のステータス。

ノマドクラブの会員ステータス

ブルー会員:スターターレベルのレギュラー会員

シルバー会員(25000ポイントまたは30便以上の利用):エコノミーを利用する場合でもビジネスのカウンターでチェックインができる、ボーナスポイント25パーセントアップ、手荷物上限+10kg、個別の手荷物タグ発行、毎月の利用明細が届く

ゴールド会員(50000ポイントまたは60便以上の利用):エコノミーを利用する場合でもビジネスのカウンターでチェックインができる、ボーナスポイント50パーセントアップ、国際線利用時に同伴者1名とエア・アスタナの空港ラウンジを利用できる、荷物上限+20kg、キャンセル待ちで優先される、個別の手荷物タグ発行、毎月の利用明細が届く

ダイアモンド会員(50000ポイントまたは125便以上の利用):エア・アスタナ便でコンフォート・エコノミーが利用できる、年2回ビジネスクラスへ無料アップグレード、ノマド・クラブのエリート・カードを付与、毎回ボーナスポイントが100パーセントアップ(つまり2倍)、国際線利用時に同伴者1名とエア・アスタナの空港ラウンジを利用できる、荷物上限+25kg、年間100000ボーナスポイント付与、キャンセル待ちで優先される、エコノミーを利用する場合でもビジネスのカウンターでチェックインができる、ノマド・クラブボーナスポイントの移譲ができる、ロンドンでの無料送迎シャトル

Nomad Club Membership Guide より翻訳して引用

そうはいっても、現地在住者でもない限りそんなに頻繁にエア・アスタナには乗らないですよね。

そこで次に、日本からカザフスタンへ行く際に、日系2社のマイレージをどのように貯められるかを検証してみました。

日系マイルはANAが有利、JALは不利

私もそうですが、日本発着が多い方はANAまたはJALのマイレージクラブ会員のどちらかだと思います。

結論から言うと、日本からカザフスタンへの飛行でマイルを貯めるようとするとJALは不利です。航空連合ワンワールドの加盟航空会社はカザフスタンにたどり着く路線をほとんど展開していないので、JALとの提携マイルを貯めようがないのです。唯一ロシア連邦の格安航空会社(LCC)であるS7航空が加盟していますが、成田発着だと乗り継ぎ2回なうえ、1回乗り継ぎの仁川経由と比べて値段もそれほど変わらないなど、マイルのためだけにS7航空を選ぶ旨味があまりありません。

一方、ANAの場合はといいますと、一番手軽な韓国仁川(インチョン)空港経由ならアシアナ航空、遠回りだけど周遊するならおすすめなターキッシュ・エアラインはいずれもANAと同じグループの航空連合スターアライアンスなので、提携キャリアのマイルが貯めやすいと言えます。

私の実績では2018年6月の成田ーアルマトイ間移動で合計1680マイルが加算されました。(いずれもエコノミーのSクラス)

  • 東京-仁川(インチョン) 379マイル
  • 仁川-アルマトイ 1301マイル

以上から、カザフスタン旅行で日系航空会社のマイルを貯めるなら全日空ANAのスターフライヤーズ会員になるほうがよいです。

では最後にラウンジ利用について。私はいつもエコノミーフライヤーなのでラウンジ使ったことないのですが、ノマド・クラブのゴールド会員でなくてもエア・アスタナのラウンジを利用できるサービスを見つけましたのでご紹介しておきます。

ラウンジ利用について

上述したとおり、エア・アスタナのビジネスラウンジ利用は基本的にはノマド・クラブのゴールド会員以上の限定特典となります。 しかし裏ワザとして、ノマド・クラブ会員でなくてもPriorityPassという世界各地の空港ラウンジを共通で利用できるサービスに入会するとアルマトイ国際空港のラウンジを利用することができます。

世界No.1の空港ラウンジサービス【PriorityPass】

たとえば年会費79ドルのスタンダードプランであれば、 個別利用料32ドル(/回)でラウンジ利用可能。アルマトイ国際空港のラウンジは水・コーヒー・紅茶以外の飲み物や軽食ビュッフェにも更に追加料金がかかるので、そこまでの料金を支払ってまでラウンジを利用したいかといわれると微妙なのですが、カザフスタンに限らず世界各国飛び回っていて、会員キャリア以外のラウンジも使いたいという人には便利なサービスだと思います。(年会費269ドルで10回まで無料できるプランもあります)

まとめ

以上、せっかく飛行機に乗るならチェックしておきたい、カザフにまつわる航空サービス事情をまとめてみました。この記事を読んで、よしノマド・クラブ入会するぞ!という人はあんまりいないと思いますが、少しでも空マイラー、陸マイラーの方の参考になれば幸いです。

ここまでお読みくださりありがとうございました。


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1 件のコメント

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