明けましておめでとうございます。Let it be ALMATY 2019年一発目の記事は、お正月にふさわしく「十二支」がテーマです。
実はカザフスタンにも干支があります。基本的には日本(中国)とそれほど変わりありませんが、辰がカタツムリ、寅がヒョウになっているのがカザフ干支の特長。つまり、 子丑ヒョウ卯カタツムリ未午未申酉犬亥。
これがよくわかるのが、写真の国立科学アカデミーの脇にあるゾディアック・ファウンテンです。私は2017年6月にウォーキング・アルマトイのデニス君にここに連れてきてもらいました。(あのときスマホ充電がなかったので写真はWIKIMEDIA COMMONSよりお借りしました)
一見どこの公園にもよくありそうな寂れた噴水なのですが、よく見ると噴水を囲む意匠が十二支(ゾディアック)。ただしドラゴンの代わりにカタツムリ、トラの代わりにヒョウとなっています。日本や中国とは少々異なりますね。
アルマトイ・オーディオガイドの公式FB動画がわかりやすいのでご紹介しますね。
よく見るといくつかの動物には翼が生えていて、体を180度ぐにゃっとひねっているのもなんだか不思議。
帰国後に調べてみると、翼をもつ獅子(グリフィン)は、ギリシャで生まれてスキタイに伝わったモチーフ、体をひねった動物はサハに特徴的な動物表現だと言われています(『スキタイ時代におけるグリフィン図像の伝播』林俊雄より)。これは、彫刻家V.S.Tverdohlebovが、サハやスキタイ時代の動物をデザインした噴水を つくろうとしたというオーディオガイドの説明とも合致します。
意識しないと気づかない何気ない噴水。特に海外旅行先では珍しいものでもないので見過ごしがちですが、土地柄・お国柄って出るものですね。そのうえ干支に馴染み深い日本人としては親近感まで感じてしまう何気ないおススメ観光スポットです。
住所:Shevchenko St 28, Almaty 050000, Kazakistan
最寄り駅:アルマトイ市営地下鉄バイコヌール駅
Photo By Sofi Kan – Own work, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=23911553
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