チケットは200円から。滞在中に一度は観たい、アバイ記念オペラ・バレエ劇場

PTOTO BY Sofi Kan [CC BY-A 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], from Wikimedia Commons

こんにちは、KISEです。正月休みが終わってしまいちょっと更新が滞りそうですが、できる限りがんばります!

さて、今回の観光スポット紹介は、アルマトイのオペラ劇場について。
アルマトイは良質なバレエやオペラが格安で見放題というバレエ&オペラ好きにはたまらない街。その中心地がアバイ記念オペラ劇場(通称GATOB)です。先日、カザフの詩人アバイ・クナンバイェフが街の至るところにあるという記事を書きました(駅、大通り、オペラ劇場、すべてに名前がつけられたカザフ・ナショナリズムの父アバイ)が、このオペラ劇場もその一つです。


目次
  • アルマトイを代表するオペラ劇場GATOBの歴史と概要
  • GATOBへの行きかたと周辺情報
  • GATOB 上演作品と料金、予約方法
    • 上演スケジュール
    • 料金
    • 予約方法
  • バレエとオペラ以外の見どころ
  • まとめ


アルマトイを代表するオペラ劇場GATOBの歴史と概要

PHOTO BY Sofi Kan
[CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], from Wikimedia Commons

まずはGATOBの歴史から。

正式名称はカザフスタン共和国立アバイ記念オペラ・バレエアカデミー劇場、通称アバイオペラ劇場 (Gosudarstvennyj Akademitsjeskij Teatr Opery i Baleta)略してGATOBとなります。客席数は793席。

GATOBの歴史

  • 1933年 カザフスタン教育員会の決定でアルマトイに俳優、音楽家、人民オーケストラからなるスタジオが発足
  • 1934年 1月13日、アウェーゾフ作ミュージカルコメディ『アイマンとショルパン(Ayman-Sholpan)』を初上演。 バレエ作品としての初演は1938年、チャイコフスキーの『白鳥の湖』
  • 1936~1941年 モスクワの建築家クルグノフが立ち上げた劇場建設プロジェクトが、1941年、建築家プラスタコフの手で完成。建設中、未完のまま焼失して再建されるという不運に見舞われたが、1941年11月7日にようやくオープン。
  • 1945年 学術機関として認定され「アバイ記念」の名がつく
  • 1995~2000年 改修し、近代的な仕上げが施される。2階ロビーには「黄金人間」とともにイッシク古墳から出土したオーナメントも展示されている。

GATOBへの行きかたと周辺情報

続いて、GATOBの行きかたについてご説明します。GATOBの立地は、旅行者にも優しい「地下鉄降りたら徒歩5分」。最寄り駅はアルマトイ市営地下鉄アルマリ駅となります。駅の出口を囲む地上広場をホテル・アルマトイのほうへ歩きます。そしてカバンバイ・バトゥル通りを渡った正面がGATOBです。

地上広場を取り囲むように飲食店、周辺にも老舗ホテル「ホテル・アルマトイ」やパーティ会場、レストラン、バーも軒を連ねる賑やかな場所のド真ん中がGATOBと言ってもいいでしょう。

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それでは次に、GATOBで上演されているバレエやオペラ作品の予約方法、料金をご紹介します。

GATOB 上演作品と料金、予約方法

上演スケジュール

秋~冬にかけてがアルマトイの観劇シーズン。シーズン幕開け作品は毎年カザフオリジナルオペラ作品『アバイ』に決まっているそうです。(翻訳してみました⇒カザフオペラのあらすじ抄訳『ABAI -アバイ-』

GATOBでの上演作品は公式サイトでチェックすることができます。

1ヵ月に15公演ほど上演しており、きっと旅行滞在中に一度くらいはなにかの公演を観られる機会があるはずです。ただし公式サイトのスケジュール発表は少々遅く、日本やロシアで上演されることの少ないカザフオリジナル作品に合わせて旅行スケジュールを立てるのはちょっと難しいかもしれません。

続いて予約方法についてもご説明しますね。

料金

さきほど、アルマトイは良質なバレエ&オペラが格安で観放題と書きましたが、チケット料金は本当に目を疑うほど破格なんです。予約画面の下がステージ、上が後方座席なのですが、後方座席は600テンゲ。日本円にしておよそ200円という、ランチどころかオヤツにも満たない料金でプロのステージが楽しめるというとんでもない価格設定です。

ちなみに前方の最良席でも2500テンゲ(およそ835円)です。滞在中、毎晩観てもいいくらい。(上演作品によって多少前後します)

GATOB公式サイトからのチケット予約画面

予約方法

さて予約方法ですが、クレジットカード、電話番号、メールアドレスがあればインターネット予約が可能です。決済画面はロシア語のみですがオンラインショッピングに慣れていればGoogle翻訳でどうにかなるレベルでした。

GATOB公式サイトからのチケット予約画面
一番下のチェック項目は「割引コードを持っているか」。まさかこれ以上安くなる可能性が?

この画像の次のページでクレジットカード情報を入力します。クレジットカードの本人認証サービスを設定していないと決済に失敗するので注意。(私はこれで何度かハジかれました。設定方法はお手持ちのクレジットカード会社のサイト等で確認できます)

決済が完了すると、メールでバーコード入りPDF(=チケット)が送られてくるので印刷して現地に持参しましょう。

最後にステージ以外のオマケ的な楽しみ方をご紹介してこの記事を締めたいと思います。

バレエとオペラ以外の見どころ

上演作品だけでなくGATOB劇場周辺もちょっとした観光スポットとなっています。それは、通り沿いの壁面に施されたモザイク画。カザフ英雄詩や遊牧生活の様子が描かれており、公演のない昼間でも無料で楽しめるので、お散歩コースにもおすすめ。

PTOHO BY KİSE
ユルタ(遊牧民のテント)から煙がたなびく様子
PTOHO BY KİSE
アルマトイのシンボルでもある翼をもったユキヒョウ

一方、GATOB側からみたホテル・アルマトイの噴水とイルミネーションは夜のお散歩にぴったりです。

PTOHO BY KİSE
夜にはイルミネーションが美しいホテル・アルマトイの噴水池

ホテル・アルマトイは大戦中、ソ連の銀幕スターたちがアルマトイに疎開してきた際にここに滞在したことでも有名な超老舗ホテル。観劇目的でアルマトイに滞在したい方は要チェックです。

まとめ

以上、アルマトイを訪れたら一度はぜひ見に行きたいオペラ&バレエ劇場GATOBのご紹介でした。GATOB公式インスタグラムもあるのでぜひチェックしてみてくださいね。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。


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2 件のコメント

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