アルマトイで本格カザフ料理教室! 現地オプショナルツアー体験レポート

INDY GUIDEで見つけて絶対参加したいと思っていた「カザフ料理教室」に行ってきました。ガイドはジャナラ。アルマトイの歩くHanako(勝手に命名)。


ジャナラのオプショナルツアーについてはこちらの体験談もぜひご覧ください


ラマザン(イスラム教徒の断食月)中だったのでツアー自体が催行されるのか心配だったのですが、断食されている方は試食せず夕食用に持ち帰るとのことで、まったくの杞憂でした。それでは、さっそくレポートさせていただきます。

5時間で6品、頑張りました

現地滞在中の某日、午前11時にガイド兼通訳のジャナラがwhatsappのピンで共有してくれた住所へUberで向かいます。今日の会場はプロのシェフで、休日には料理教室も開催しているセラーメト先生のご自宅。すでにほかの参加者さんも到着していました。

リビングの大テーブルには既にビニールクロスがかけられ、粉まみれになる準備万端という雰囲気。まずは自己紹介。会話はほとんどロシア語で、ジャナラが適宜英語に訳してくれます。

この日のメニューは、
1.グイル・ラグマン(うどんに牛肉野菜ソテーをかける系麺料理)
2.スル・ラグマン(牛肉野菜スープをうどんにかける系麺料理)
3.マンパル(トマトベースのラビオリ・スープ)
4.ピヤズ・ナン(オニオンブレッド)
5.バウルサック(シンプル揚げドーナツ)
6.ピローグ(りんごケーキ)

書き出してみて改めて驚く炭水化物率。レシピメモももちろんいただけます。私の分はジャナラが英訳しておいてくれました。

細腕で力強く麺を打つセラーメト先生

エプロンを借り、手を洗ったらいよいよ調理スタート。まずは、寝かせる時間が必要なラグマンおよびマンパルの麺打ち。粉から麺を打つなんて小学校の蕎麦打ち体験以来です。とてつもなく力が要ります。小麦粉から練ってひとかたまりにした生地を細長く伸ばし、最終的には両腕にぐるぐるかけてテーブルにバンバン打ちつける。一方、マンパル用の生地は棒状のまま植物油を塗り、平たく伸ばしてちぎるスタイル。

続いてはグイル・ラグマンにかけるソテーづくり。スル・ラグマンとマンパルのスープもガスコンロ3口フル稼働で進めます。そして炒めた具材をぐつぐつ煮ている間に、ピヤズ・ナンというオニオン・バター・デニッシュを焼き、バウルサックのふわふわドーナツ生地に着手。最後にデザートのピローグをオーブンに入れて調理は終了!
こう書くとてんやわんやなようですが、おしゃべりしたり、麺打ちのコツを教えてもらったり、わきあいあい。言葉が通じなくても手を動かせば自然と仲良るし、ついでに言葉も覚えられて一石二鳥です。(覚えるといっても「小麦粉ちょっとちょうだい」程度ですが)

粉の状態から「いただきます」に至るまで、4~5時間はみんなで奮闘していました。完成した料理を前にみんなで写真を撮っていったん中締め。テイクアウト組は帰宅し、残ったみんなでようやく実食。

できました!セラーメト先生のバウルサックは丸型

つるつるシコシコのラグマンの麺はいくらでも食べられる美味しさ。ふわふわのバウルサックもピヤズ・ナンも止まらない。こんなに炭水化物だらけなのに、自分でつくったという感動も相まってどんどん食べてしまいました。

「ラグマンの麺を打つのがめんどうだったら、具だけつくって白いご飯にかけても美味しいよ」という先生からのありがたいアドバイスを胸に、日本でもたまに再現しています。

以上、カザフ料理教室体験レポートでした。

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